« 日本豆腐 | トップページ | 光が来た »

2008年9月10日 (水)

Book080910 私は1年に5・6冊しか本を読まないのですが、ここ2ヶ月で読み切った本が2冊。

 1つは柳田邦男の遠野物語(とおのものがたり)。もう一つは中国の聊斎志異(りょうさいしい)。

 遠野物語は岩手県遠野地方に伝わる説話集、聊斎志異は中国全土に伝わる説話を小説にし、どちらも「奇談」「怪談」「不思議な話」を主題として書かれています。

 最初に遠野物語を、それから聊斎志異を読んだのですが、日本人がこういう話を昔から好んでいたのは周知の事実ですが、中国人も好きだったんですね。
 聊斎志異以前にも中国ではこのような話が沢山あり、日本に紹介されてきたでしょうからその話が日本人にいくらかでも影響を与えているのは完全否定できないと思いますが、それにしても、中国と日本に同じような話が沢山あるというのは興味深いところです。

 面白いのが狐。
 聊斎志異には狐と人間の間に子が生まれるという話があります、それと同じように夢枕莫さんが書いて一般にも有名になった陰陽師の安倍晴明も狐と人との間に生まれたと伝わっていて、これは歌舞伎の芦屋道満大内鏡(葛の葉)として今も演じられています。

 今も日本では不思議な体験をした人がいるのですから、今の中国でもありそうなものですが、幽霊を否定している中国では、幽霊以外の不思議な話を他人に伝えるのがはばかれるのか、直接体験した人とは未だ出会っていません。

 こんなサイトもあります。
 日本の古典文学の中の怪しい文章を現代語訳したものですが、今昔物語集や宇治拾遺物語のような説話集だけでなく、教科書で習うような徒然草の中にも不思議な話が書かれているのですから、面白いものです。
 座敷浪人の壷倉

 幽霊・妖怪・神々の話など、信じる信じないは別として、話として読んでいるだけでも面白く感じます。

 そうそう、杭州に住むDadaoさんの話によりますと、中国では『画皮』というタイトルで聊斎志異をモチーフにした映画が封切られるようです。
 若い女の皮をかぶった鬼が出てくる話で、元の話をふくらませばお色気・アクションを盛り込むことができますから、おそらく映画もそんな感じではないでしょうか。
 気になったら、是非検索を。

|

« 日本豆腐 | トップページ | 光が来た »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/98110/42439394

この記事へのトラックバック一覧です: :

« 日本豆腐 | トップページ | 光が来た »