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2006年3月10日 (金)

文山包種

wen_shan_bao_zhong

文山包種(ぶんさんほうしゅ)
烏龍茶
台湾台北県

烏龍茶といっても発酵の度合いが10%代と他の烏龍茶に比べ、緑茶に近い烏龍茶といわれていたため初めて試飲するまでは緑茶に近い烏龍茶を想像していましたが、問屋で試飲をした文山包種は私のイメージと異なるものでした。

問屋の店主は烏龍茶が好きで、大陸の烏龍茶の作法で最初に洗茶を行い文山包種を入れてくれました。
洗茶といってもあくまで茶葉に付いた汚れを落とす程度で、香りや味が失われることはありません。
一口、文山包種を口に入れたときに感じたのは“甘さ”。
 その甘さを探っていくうちに感じた香りが“乳香”でした。
しかし甘い香りの正体は乳香単一ではなく、複雑に香りが混じり合って甘い香りを醸し出しているようでした。
乳香の裏で感じたのが、ナッツのような香り。
文山包種とは、微妙なバランスの香りで成立している烏龍茶というのが私の一口目の印象でした。

2,3杯と重ねると、発酵度が低いからか緑茶の渋味、えぐみが感じられるようになってきました。

ナッツの香りと書きましたが、ナッツの香りを強く感じる方法を見つけました。
蓋碗に茶葉を入れ、ほんの少しの湯を入れ、蓋碗の蓋を閉め、そのまま振ります。
茶葉全体に若干の湯がしみこみこんだころ、蓋を開けると香りが強く立ち上がります。
その香りを嗅ぐと、そこには乳香を殆ど感じ取ることができず、ナッツの香りを強く感じることができます。

問屋では高温の湯を使い、文山包種茶を試飲させてくれました。
発酵度が低く緑茶に近いということから、烏龍茶のセオリーを無視して、上質な緑茶を飲む時のように自宅で低温で長時間蒸らしてみたところ、香りと味が引き立ち、高温で入れたときよりも濃厚に変化しました。
高温で煎れたときには乳香を先に感じたのが、低温で煎れたときにはナッツ香が先に立っているようです。

文山包種、興味深いお茶です。
お茶は天候が味に大きく影響します。
今回飲んだ文山包種茶の印象は上記のようですが、来年、再来年はどう変わってくるのでしょう。

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