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2005年11月13日 (日)

吉右衛門と志ん生

national_theater 殆ど知られていないことだと思います。
 中村吉右衛門といっても今の鬼平犯科張の2代目吉右衛門さんではなく、先代の初代吉右衛門さんの話です。

 先代吉右衛門さんは落語、特に古今亭志ん生がお気に入りだったようで、寄席に行ったり、志ん生に来てもらったりして志ん生の落語を楽しんでいたようです。

 吉右衛門と言えば、芝居=歌舞伎の図式が成立する最後の役者の中の一人で、今の木村何がし氏以上の人気者でした。
 その先代さんが、寄席の新宿末広亭へ出かけたときには場内、場外に吊されている提灯が吉右衛門の家紋”揚羽蝶”に取り替えられたそうです。

 志ん生と並び、当時の落語界で人気のあった落語家に”桂文楽”がいます。
 この二人の芸風は歌舞伎で例えるならば”菊吉”に例えられ、志ん生が自由奔放な芸風の六代目菊五郎ならば、文楽がキチリキチリと語る芸風は吉右衛門に例えられます。
 その初代吉右衛門が、自分の芸風と全く異なる志ん生の芸に魅了されたというのは、興味深いところです。

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